Bio
伊藤吉哲は渡米した1999年以降、ニューヨーク市ブルックリンで Kevin Kelly, Fiona Westfal, Patrick Keesey などのアーティストのアシスタントとして働き、多素材、異素材の加工技術を経験します。一方でニューヨークで市立大学(CUNY)でファインアート(造形)で学位を取得し、ひたむきにアートとモノづくりに携りました。
2008年からは ブルックリンのDavid Weeks Stduioで多彩なスキルを買われプロダクトデザイナーとして採用されます。シャンデリア(照明)、インテリア雑貨、玩具の多種のデザインを任され、ニューヨークのデザイン業界で経験を積みます。3次元CAD、ラピッドプロトタイプ、マシニングもモノづくりの工程に積極的に取り入取り入れてきました。2009年にデザインした、木工パズルトイCubebotは世界的なヒット商品と成り、ミラノサローネへの出展も果たし自身の評価をあげました。インタラクティブデザインや多面体などの後の自身の作品のアイデアの基盤を確立します。
2015年にFortiac Corporationへ移籍しプロダクト・デベロッパーを任されます。この頃より自身のバックグラウンドである日本の和のテイストを作品へ取り入れます。多面体の和の意匠をモチーフとした家具とインテリア雑貨ブランドTAMENを創設。デザインしたYosegiスツールは日本建築の継ぎ手と組木にインスパイアされたスツールで、二脚を組わせ、一体化するというユニークながらも洗練された作風でヨーロッパで4つデザイン賞を受賞しました。2018年より建築デザイン会社、212box Achiticture へ出向しチーフ・プロダクトデザイナーを務めます。和のテイストを建築デザインにも取り入れ、3次元の組子天井では高い評価を得ました。
長年のニューヨークでのデザイン経験を元に2020年に独立 Yoshiaki Ito Design を創設。自社プロダクトのデザインをスタートしました。More Moods. More Modes. 多様な気分に合わせ、多面な用途で使える。折り、組み、幾何体を取り入れ、プレイフルでユニークで在りながらミニマルな意匠。最新のマシニングとハンドクラフトの融合で超越されたクオリティ。この3要素をコンセプトに展開をしています。